2023/01/31 15:00

いよいよ、「たむらのエゴマ油」がGI登録となりました!
これまで品質管理にこだわり、誇りをもってつくってきた「たむらのエゴマ油」が登録となり、認められたことを大変嬉しく思います。
これを励みに、皆様により一層、品質の良い、美味しいえごま油を自信をもってお届けします!


          
【GI(地理的表示)とは】

その地域に住む先人たちの知恵や想いによって受け継がれてきた食品や農産物を、地域特有の財産(ブランド)として保護し、その価値を国が認める制度です。夕張メロンや神戸ビーフなどもその一つです。

詳しくはこちら ※地理的表示保護制度のページ



たむらのエゴマ油とGI


【地域との結びつき】

冷涼で湿潤な気候を好むエゴマは田村市を含むあぶくま地方でも盛んに栽培され、実は古くから「じゅうねん味噌」などの郷土料理として親しまれてきました。

1997年田村郡船引町(現田村市)出身の村上周平氏は、親交のあった韓国を訪れた際に、地域の文化であるエゴマに食用油としての可能性を見出し、翌1998年には韓国から搾油機を輸入し搾油技術を確立。船引町の生産者に伝授し、以来、船引町はエゴマ油生産の先駆けの地として認知されました。

 

【産品の特性】

「たむらのエゴマ油」は、田村在来種から採種し、田村市で栽培された黒種または白種から圧搾された食用油です。

実を傷つけないよう丁寧に収穫されたエゴマは酸化による雑味が少なく、劣化臭の原因であるアルデヒド類の割合が低く、エゴマ本来の香りを強く感じらます。焙煎搾油ではエゴマの芳香に加え、香ばしさをバランス良く感じることができ、生搾り、焙煎ともに食味に優れたエゴマ油です。

当協議会では、エゴマ油の品質向上のため搾油技術以外にも、エゴマ収穫後の選別、適正な貯蔵管理、受注生産とするなど品質管理にこだわり、現在は「たむらのエゴマ油」の名称として全国より注文を受けています。